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青森ヒバオイル

「青森ひば」とは

長野県・木曽ヒノキ、秋田県・秋田スギと共に日本三大美林の一つである「青森ひば」は、ヒノキ科アスナロ属の針葉樹で和名をヒノキアスナロといい、日本固有の樹種として、その約8割が青森県内(主に下北半島・津軽半島)に集中しています。

雪の多い地方でなければ育たないと言われる「青森ひば」は、北の厳しい風雪に耐えながらゆっくり年輪を重ねます。長い年月をかけてじっくりと成長した「青森ひば」だからこそ、緻密で狂いが少なく、木目も細やかで美しい木材になるのです。「青森ひば」が直径70センチになるまでには、300年かかると言われます。これは杉が同じ太さになるまでの3倍の歳月となります。 「青森ひば」は、その長い歳月で培った強固で細やかな木目により、木の大敵である水にも強く、腐りにくい性質を持っています。これを証明しているのが、青森県下北半島・猿ヶ森の約800年前に大津波によって埋もれ木になったひばの埋没林です。この木の調査からわかったのは、800年も経過した埋もれ木にもかかわらず、腐朽しているのは表面のたった2センチほどだけ。なんと中は今でも製材として使えるものがほとんどだったのです。
青森ヒバオイル 施工風景

【青森ひば油4大効果】

青森ヒバ油とは、国有林から伐採された青森ひば材は製材所に運ばれ製材され、この過程においてオガ粉などの廃材が製材量に対し約20〜30%発生します。 このオガ粉などの廃材を水蒸気蒸留して得られる精油を「青森ひば油」といいます。
「青森ひば油」は100kgの青森ひば材から僅か1kg(1%)しか得られない貴重なものです。

■「青森ひば油」の成分
青森ひば油の主な含有成分は「フェノール類」からなる酸性油分と、「セスキテルペン類」からなる中性油分という大きくふたつの成分で構成されています。天然物としては極めて優れた抗菌性を有する成分「ヒノキチオール」が約2%含まれていることから、医療、農業、食品など多分野において利用研究が進められています。
1.抗菌効果
カビ、雑菌を寄せ付けない
2.精神安定効果 
ひばの香りが気持ちをリラックスさせます
3.防虫効果
シロアリ・ダニ・ゴキブリを寄せつけません
4.消臭・脱臭効果
不快な臭いを抑えます

青森ヒバオイル

1.抗菌効果 [カビ、雑菌を寄せ付けない]

青森ヒバの抗菌力「青森ひば」には、カビなどの多くの菌に対する抗菌性があることが判っています。この力は、青森ヒバ油に含まれる※ヒノキチオール等の成分によるもので、ひのきやすぎ等の樹木に比べて抜群の効果を発揮します。また、抗菌スペクトルが非常に広いこと、カビや腐朽菌に対して特に活性が高いこと、耐性菌の出現を許さないという特微かあります。 青森ヒバ油と※ヒノキチオールの各種菌類に対して、効果を発揮する最も少ない濃度の例を上げると、黄色ブドウ球菌の場合、1リットル中に青森ヒバ油か僅か0.8g入っていれば黄色ブドウ球菌が近寄ることができません。 青森ヒバ油の使用実績では、インフルエンザウィルスの増殖抑制効果や院内感染菌の予防も報告されています。 また2005年には、ヒノキチオールの"におい"だけでも殺菌効果があることが証明されました。

2.精神安定効果 [ひばの香りが気持ちをリラックスさせます]

森林浴で知られるように、森の中を散策するととても気持ちが落ち着いてきます。同様に「青森ひば」には日常生活の中でおこるストレスを緩和する働きがあります。動物を使った実験では、電気ショックを与えられたストレス状態でエサを食べない動物に対して、青森ヒバ油を与えたところ、ストレスが緩和され、エサを食べることが確認されています。

3.防虫効果 [シロアリ・ダニ・ゴキブリを寄せつけません]

ひばで建てられた家には蚊やシロアリなどの害虫が近寄ってこないと言われています。シロアリに対する24時間後の致死量は1.20mgであり、非常に効果的な殺虫活性が認められています。また、蚊やゴキブリに対する忌避効果、殺虫活性も確認されています。
シロアリ被害の様子
シロアリ被害 シロアリ被害 シロアリ被害

4.消臭・脱臭効果 [不快な臭いを抑えます]

「青森ひば」の持っている抗菌性は、雑菌を繁殖させないことの他に、雑菌から出る悪臭を防ぐ効果を発揮します。また、青森ヒバ油を芳香剤として使えば、独特な木の香りか嫌な臭いを包み込み消し去り、後には心地よい青森ヒバの香りか残ります。芳香は高貴で爽快感があり、こころとからだの緊張を和らげる本物の癒しの香りそのものです。

ヒバオイル 土台にヒバオイル 壁にヒバオイル

ヒノキチオールとは?

ヒノキチオールは、1936年にタイワンヒノキの精油成分から発見されました。当時、自然界には存在しないといわれてきた7角形の分子構造を持つこの化合物の発見は、化学史上に残る偉業として世界的に評価されました。
ヒノキチオールという名前から、日本のヒノキにも多く含まれているように思われますが、通常の日本のヒノキにはほとんど含まれていません。台湾ヒノキの自生数はかなり減少しており、現在天然ヒノキチオールを抽出できる原料は、そのほとんどが青森ひばとなっています。 ヒノキチオールは低濃度でも多くの雑菌類やカビ類、ダニなどの増殖を抑える力があり、青森ひばが発揮する4大効果も、このヒノキチオールの効果効能によるところが大なのです。 2005年には弘前大学でヒノキチオールの「におい」だけでも抗菌効果があることが確認されています。 むかしから山里の人々のは、青森ひばの樹液を火傷や切傷の薬として利用していました。この古くからの「ひばの不思議」が現在では科学的に証明されたのです。


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